機械翻訳と聞いて、「もう翻訳者・通訳者は不要!」という印象を持つ人、「機械で何ができるの!」という二つの極端な意見がある。
現実はどちらでもなく、人がうまく使えば、とても使いやすいし、私たちの労力を省いてくれる。この「うまく」というところがみそである。
詳細は省くが、機械は中身がわかって翻訳しているわけではない。大量の過去のデータを「ディープラーニング」という手法で処理し、原文に対応するだろう言葉をアウトプットしている。
決して内容を理解しているわけではない。それでもうまく使えば目的にかなう。言葉の壁を越え、人と人をつなぐコミュニケーションを行うにはとても優れた道具である。人が道具の使い方を知れば、である。